【解説】父親との思い出。昆虫採集。花火。夜店。夏祭り。子供同士の友情。そして淡い初恋…。 「虹色ほたる」の中にある要素をほんの少しピックアップするだけで、そこから今は失われつつある、懐かしい日本の夏の姿が浮かんできます。原作は、著者・川口雅幸が自身のホームページで連載していた小説が、人気投票サイトで上位にランクし、出版に至ったという読者と共に育ったシンデレラ小説。現在、文庫版も含めて30万部を突破しています。監督は、今や社会現象となっている大ヒットアニメ「ワンピース」のシリーズディレクターを務めた宇田鋼之介。その宇田監督の下に、現在日本を代表するクリエーターが集結しました。声の出演も、出来るだけ登場人物の年齢と合わせたキャスティングをし、リアルで生き生きとした表情を描き出しています。ハードなアクションや機械だらけのSFなど、過激な視覚表現だけで訴えかけようとする映画が乱立している中、「虹色ほたる―永遠の夏休み―」は、温かな日本人の原風景と人と人との絆を、実写映画にはない、アニメーションならではの自然の描写、そして生き生きとした少年少女たちの姿を圧倒的な映像美で描き出しています。映画「虹色ほたる~永遠の夏休み~」は、親が子供と一緒に見て、一緒に楽しみ、そして一緒に語り合い、忘れられない思い出を作ることが出来る良質な正統派ファミリー映画であり、1958年の「白蛇伝」から始まる、伝統ある東映アニメーション株式会社が、全社を挙げて製作し、満を持して送るオリジナルアニメーション映画です。
【ストーリー】一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生のユウタは、夏休みに一人、父親とよくカブトムシを取りに来た思い出の場所、山奥のダムへ昆虫採集に向かい、不思議な老人と出会う。突然の豪雨で足をすべらせ、意識を失うユウタ。目を覚ましたユウタの前には、一人の小さな女の子、さえ子とダムに沈んだはずの村が。どうやら三十年以上前の村にタイムスリップしてしまったらしい。ユウタを“いとこ”として、あたりまえのように扱うさえ子。ユウタと同い年のケンゾーも現れ、翌朝クワガタ虫を取りにいく約束をするユウタ。さえ子に連れられた家では、お婆ちゃんもユウタをさえ子のいとことして優しく出迎えた。何が起こっているのか、全くわからないユウタ。その夜、再び不思議な老人が現れ、ユウタは一ヶ月間、この時代に居続けなければならないことを告げられる。ユウタにとって、かけがえのないもう一つの夏休みのはじまりだった・・・・・・1970年代の田舎の村の豊かな大自然。かけがえのない仲間たちと過ごす最高の日々。失われてゆく美しい日本の夏の風景の中、物語は涙のクライマックスへ。さえ子が抱えている秘密とは?ユウタとさえ子の運命的な絆とは?そして【虹色ほたる】とは?誰の心の中にもある永遠の夏休みの中で、【ひとりの少年の成長】と【人との絆】を圧倒的な映像美で描いた、懐かしくも切ない感動ファンタジー。
【キャスト】武井証 木村彩由実 新田海統 櫻井孝宏 能登麻美子 中井和哉 大塚周夫 石田太郎
【スタッフ】原作:川口雅幸監督:宇田鋼之介脚本:国井桂キャラクターデザイン・作画監督:森久司美術:秋山健太郎美術監督:田村せいき音楽:松任谷正隆画面設計:山下高明
【公開日】2012年5月公開
【スペック】●映像特典◆初日舞台挨拶◆特報◆予告◆設定資料集
[DVD] 虹色ほたる-永遠の夏休み-(武井証/木村彩由実/DVDRip/MP4/2028.9MB)
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