2015年7月3日星期五

小室孝太郎-ワースト 第01-30巻 (RAR/2167.8MB)


『ワースト』は、小室孝太郎により、1969年に『週刊少年ジャンプ』に連載されたSF漫画である。
第一部不良少年・カミソリ鋭二は、ある日、本能的な危険を感じ、廃倉庫の地下室に立て篭もる。そして長い雨が降り終わった後に外に出た彼が見たものは、無人の街。そして人間の死体から誕生し、殺してもバラバラにしても再生する夜行性の「最悪の生き物」=ワーストマンたちだった。何が原因か、雨の中に人間を怪物に変貌させる恐るべきウィルスが混在していたのだ。彼らと戦いながら、幼い腕白少年・前島卓(タク)、米軍兵士・ハリー、不良学生・遠崎ら生き残りを探し集めた鋭二は、霞が関ビルを砦として立て篭もるが、逃げ込んできた子供を助けるために命を落とす。
第二部第一部から約6年。鋭二の遺志を受け継ぎ、ワーストマンの潰滅を誓った卓は、寸暇を惜しんで勉学に勤しみ、豊富な物資を蓄えた堅固なビルの砦で生存者たちの若きリーダーとなっていく。しかしただでさえ不死身の生命力を持つワーストマンたちは陸に、空に、水中に、環境に合わせて進化し、知能も発達していき、逆に人類のほうが追い詰められていく。さらに生物相の変異により、異様な植物たちが繁茂していく中、東京はかつての文明を失い、水源も失い、大事な人たちをも失う。そんな中、このまま東京に踏みとどまっては危険だと察した卓は、全員を引き連れて離島へ避難することを決断。年長者の遠崎ら大事な仲間の何人かを失いながら、卓たち生存者は船で東京を脱出する。
第三部数十年後。すでに卓たちの世代は老人となっていたが、ワーストマンたちが地球を制圧している状況は変わらず、各国の生存者たちから寄せられたレポートにより、ワーストマンたちが人工的な集落を作るなど、着々と”新人類”へ進化していく様子が報告され、卓たちを慄然とさせていた。そんな中、ワーストマン潰滅の研究のために家族を省みなかった卓に敵愾心を燃やす、孫の力(リキ)が、殺人を行い、死刑の代わりに東京の復興を命じられてしまう。ワーストマンたちの蠢く日本の本土に送り込まれた力は伝染病に侵されているワーストマンたちを発見。それによってついに卓はワーストマンの弱点と潰滅方法を発見するが、その時地球は新たな氷河期=人類最大の“ワースト”を迎えようとしていた。絶望と安らぎの中、力は幼馴染の少女と服毒自殺を遂げる。卓は対ワーストマン用のウイルスを量産し、全世界へ散布させる。しかし世界の氷結化がそれを上回る早さで進み、両者の戦いは決着を迎えることなく全世界は雪と氷に覆われていった。そして、はるか未来。ようやく氷河期が過ぎたとき、地上を動くものがあったが、それが人類なのかワーストマンなのかは明かされないまま、物語は終了する。



小室孝太郎-ワースト 第01-30巻 (RAR/2167.8MB)

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