『クピドの悪戯 虹玉』(クピドのいたずら にじだま)は北崎拓によるSF恋愛漫画作品で、北崎の恋愛オムニバスシリーズである〈クピドの悪戯〉の第2弾、連載作品としては同シリーズ第1作目にあたる。また同作を原作としたテレビドラマ。本項では同じく架空の奇病「虹玉」を題材とした〈クピドの悪戯〉シリーズの読切、「虹玉ポンチ」と「虹玉ボンボン」についても記述する。
中学生時に「童貞と処女で結婚する事」を夢として語っていた板金工睦月智也は、既に夢ではなくなっているにもかかわらず21歳になっても童貞のままであった。得意先で事務員を務める大倉怜子とのデートの約束を取り付けた睦月は、その晩にオナニーを元同級生のOL桐生麻美に見られてしまい、紫色の玉を射精する。これは「後天性射精機会損失症候群」(通称:虹玉)の症状であり、睦月はあと6回しか射精できない事を意味していた。約束のデートでの失敗により怜子に振られたと思いこんだ傷心の睦月は、一人で居る事に耐えられず台風の中で麻美の元を訪れる。麻美は睦月と体を重ねようとするが、最後の最後で麻美の行動もまた辛い恋に傷ついての物である事に睦月が気付き、未遂に終わる。しかしこの事件をきっかけとして麻美の心は睦月に魅かれて行った。誤解が判明して交際を再開した睦月と怜子は周囲を騙して2人で泊まりがけの旅行に出かけ、睦月の中学時の夢通りについに童貞と処女同士で結ばれる。残りの虹玉が2発となった事もあり結婚を考え仕事に対しても前向きに考え始めた睦月は、怜子から妊娠の可能性を知らされる。そして不能となった後でも子供が二人を結び続けてくれると信じ、最新機械を導入するために奔走を始める。資金等の目度も付き、ついにプロポーズをした睦月であったが、妊娠していない事が判明した怜子は不安を共有してくれなかった睦月に対して既に冷めていた。怜子との破局で自暴自棄となり、睦月はそれまでの努力を全て不意にする所であったが、別れと共に告げられた麻美の告白によって立ち直る。そして最新機械の搬入が済んだ頃に、麻美と再会する。
北崎拓-クピドの悪戯Ⅰ 虹玉 全07巻 (RAR/394.57MB)
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