2015年3月23日星期一

[小説] 松枝蔵人-聖エルザクルセイダーズ 全04巻+外伝 (RAR/131.32MB) ...


『聖エルザクルセイダーズ』(せんとえるざくるせいだーず)は、松枝蔵人による小説。挿絵担当はBLACK POINT(現・伊東岳彦)。1988年に角川スニーカー文庫より全4巻で出版された(発売当初の名義は角川文庫)。元々はゲーム情報誌「コンプティーク」に連載されていた作品で、毎回物語の中で読者に向かって推理クイズを出し、次の回にその解答を載せるという構成が人気を博した。基本は主人公たち女子高生が活躍する学園もので、各パート毎に主要5人の独白+カメラ・アイからの視点で描かれる形式になっており、ミステリーの要素も強い作品だった。また、カセットブックやCDドラマなどのメディア展開もされていた。
テロにより両親を失った帰国子女・織倉美保(ミホ)は両親の遺した手紙による遺言どおり、日本最古のミッション系学園の一つ「聖エルザ学園」の高等部に進学する。そこはミホの母の母校。そして彼女の両親が生前は受験・入学を反対しながらも、遺書の中で「私たちに何かがあった時には、あなたをあたたかく迎えてくれる人たちがいる」と名指しした「約束の場所」だった。しかし、そこでミホは同級生・滝沢礼子の行方不明事件という、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまう。その中でミホは母が生前にお守りとして渡してくれた家伝の「五角形のペンダント」と同じ物を持つ生徒たちに出会った。そのメンバーは「姫」こと前学園長の孫娘、白雪和子。「オトシマエ」こと空手部主将、乙島恵利。「チクリン」ことチアリーダー同好会のおしゃべり娘、小栗まなみの3人だった。ミホは彼女たちから、現在この学園の置かれている危機的状況を聞かされる。それは、何者かが学園の利権を簒奪し、私物化しようとしているという恐ろしい企みだった。そしてペンダントを持つ者たちは、それに抗って聖エルザ学園の正統を守るべく戦う使命を持つのだと。そしてミホはペンダントの所持者こそ、自分を迎えてくれる人たちなのだと知る。滝沢礼子もその一人だったのだ。滝沢を探すミホたちだったが、そんな彼女たちに軽薄な男が近づく。自らを宇奈月京平と名乗る彼は、いかにも怪しく立ち振る舞う。しかし、ミホがピンチに陥ったときに助けてくれたのは彼だった。そして彼は驚くべき事を打ち明ける。滝沢の持つペンダントは実は彼のもので、滝沢が彼から盗み取ったのだと。宇奈月こそ、本当の仲間だったのだ。滝沢はある理由から、激しく聖エルザとその理事職にある白雪家を憎んでいた。そして、その復讐のためにペンダントを欲し、姫たちに近づいたのだ。それは他ならぬ、学園始祖たちによって学園内部に隠された「えるざの財宝」を自らのものとするためでもあったのだ。一方、学園の私物化を狙う大いなる敵、「若」の狙いは「えるざの財宝」もさることながら「聖エルザ学園」そのもの。進学校としても知られる聖エルザ学園の学生を、自らに服従するよう学校教育を通して洗脳し、社会に出て立場や力を得た際に己が手足となるように仕向ける─それが敵の、聖エルザを欲する理由であった。その正体こそ姉小路征司郎。代々、聖エルザとその財宝を欲し、先代にてついに学園理事の末席に名を連ねながらもそれを果たせぬ姉小路家の末裔だった。そして、ついに学園の覇権を巡る争いは動き出し、激化する。他ならぬ学園の始祖「聖えるざ」と、その血脈。全ての謎をはらんで膨れ上がる事態に対し、ミホたちは「聖エルザクルセイダーズ」として、学園生徒たちの自由と博愛のため、学園の未来を取り戻すために戦うのである。



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